自宅でできるオリエンテーリング技術練習2
オリエンテーリング地図でジグソーパズルをやってみよう
目的
地形など地図上の特徴に敏感になる。
サンプル課題
まずはサンプル課題を用意したのでトライしてみましょう。
課題
次の地図の断片A〜Cに対応する場所を下の全体地図から見つけ出してみましょう。
A
B
C
全体地図
A→B→Cの順に難易度が高くなります。
全部見つけられましたか?
このような課題は以下の手順でご自分でいくつでも作成することができます。
以下はその作成手順です。
用意するもの
- 過去の大会などで入手したオリエンテーリング地図(白図があればベスト)
- 上記地図のコピー
- はさみ
- 定規
- ペン
下準備
コピーの方に縦横に線を入れ、はさみで切ります。
ポイント
- あまり領域が広いと大変なのである程度範囲を絞ってやってみましょう。
- 作成する地図の断片のサイズが小さいほど難易度が高くなります。
初級・中級レベルで2cm角、上級者なら1cm角くらいを目安にすると良いと思います。
作成途中のイメージ
練習
作成した地図の断片をシャッフルして適当に1枚取り、
元の地図と見比べて場所探しをしてみましょう。
全部の断片を使えばジグソーパズルになります。
でも、ジグソーパズルを完成させるのがここでの目的ではないので
全部やる必要はありませんよ(笑)。
解説
地形は豊富な情報を持っています。
その豊富な情報を地図から読み取れるようになることは
初級から中級・上級へのレベルアップの重要なステップです。
例えば、初心者は閉じた等高線を単に「ピーク」として捉えがちですが、
中級者になると「補助コンタで書かれたピーク」とか「等高線3本の高さのあるピーク」
といった捉え方ができるようになります。
上級者になると更に「北東-南西方向に細長く伸びた尾根上の補助コンピーク」のように、
1つ1つのピークの「顔つき」を等高線から詳細に読み取って
他のピークと識別することができます。
「尾根」や「沢」も同様です。
このように1つ1つの地形的特徴物の「顔つき」を識別できるようになれば
プランニングが容易になり、ミスにも早く気づけるようになり、
更にはリロケートも容易になります。
この練習はこうした地形の「顔つき」に敏感になることを目的としています。
地図の断片から読み取れる限りの特徴を総動員して
地図上の対応する場所を見つけ出してみましょう。
最後に、冒頭のサンプル課題の答えです。
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