走(そう)るメイトランキングが目指すもの



目標とする大会や出場する大会の取捨選択、 日頃の活動地域や出場するクラス、 特定の少数の大会での出来不出来などの影響をなるべく受けずに 各選手の「日頃の成績」を評価できる指標を作りたい。 それが走(そう)るメイトランキングの目指すものです。

これまでにもランキング制度はいくつか考案されてきましたが、 それらは前もって指定された特定の大会・クラスの参加者のみを 対象にしたものでした。 この場合、どんなに力がある選手でも指定された大会に出場しなければ ランクが下がってしまいます。 どの地方の大会をランキングの指定大会にするかによって有利不利が出そうです。 また、その日にたまたま体調が悪かった、いつもならやらないような大きなミスをした 等の偶発的な要員に左右されます。 更に、人によって目指す大会も様々です。 全日本に本気でピーキングしてくる社会人選手とあくまでインカレが大事な学生、 ロングを重視する選手とスプリントを重視する選手。 どの大会をランキング対象大会として指定するかによって 順位が大きく変わってきそうですね。 また、多くの既存のランキング制度は21Eや21Aの出場者が対象になっています。 35Aや50Aや18Aの世代をランキングに含めようとすると 尚更難しくなってきます。

走(そう)るメイトランキングでは 対象大会やクラスを指定しないランキング をモットーにしています。 関東の大会に出場しても関西の大会に出場しても、 全日本を本気で目指してもインカレを本気で目指しても、 21Aに出場しても35Aに出場しても、 そうした大会選択・クラス選択に関係なく 各選手の持つ力を平等に評価するような指標となることを目指しています。

走(そう)るメイトランキングが測るのはあくまでも各選手の 日頃の平均的な成績です。 集計にあたっては LapCenterに掲載されているほぼ全ての競技成績をデータとして使用します。 個々の競技成績は各選手がその大会をどれくらい本気で目指したか、 その日の体調、テレインやコースの向き不向きなど 様々な要因によってばらつくものですが、 たくさんデータを集めればそうしたばらつきは均されて 各選手の平均的な力を抽出できるだろうという考え方に基づいています。


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