全日本リレー愛知県選手団

ランキング計算の基本的な考え方



◎目的

愛知県選手団では選手選考にランキングを使用します。 このランキングは LapCenterに掲載されている膨大な成績データを統計的に処理することにより、 全ての選手の実力を評価・比較するものです。

これまでにもランキング制度はいくつか考案されてきましたが、 それらは前もって指定された特定の大会・クラスの参加者のみを 対象にしたものでした。 この方式では大会参加頻度の低い選手にランクが付かないため足切り選考への利用が難しく、 参加クラスの異なる選手間の比較が容易ではなく、 また少数の大会のデータのみを用いているため その日の体調などに左右されやすいという難点があります。

今回導入するランキング制度はエリート選手から小学生・お年寄りまで、 毎週のように大会に参加している方から2,3年に1度しか大会に参加しない方まで、 BクラスやNクラスの参加者も含め、 非常に広範な選手層に対してランク付けを行うものです。 そのために独自のアルゴリズムを考案しました。


◎基本的な考え方—参加クラスの異なる選手をどう比較するか

次のような例を考えてみましょう。
大会クラス選手成績
全日本大会 M21E 優勝者90分
Aさん99分
昇竜杯 R1 Aさん40分
Bさん60分
名椙大会 M50A Bさん50分
Cさん65分
全日本ミドル M60A Cさん40分
Dさん48分

さて問題です。もし日本全体のトップとDさんが同じコースを走ったとしたら どんなタイム比になると期待されるでしょうか?

落ち着いて順に考えてみましょう。
ということは
となります。



つまり、もし同じコースを走ったとしたら Dさんは日本全体のトップの2.5倍前後の時間がかかると予想されます。 例えば日本全体のトップが20分で回れるコースを Dさんはおおよそ50分くらいかけて回れる程度の実力を持っていると判断できるわけです。

「ランキング規程」ではこのような選手の実力を 「ポイント」という尺度を用いて評価します。 大雑把に言えばポイントとは日本全体のトップとの期待されるタイム比の 逆数を取って100を掛けたようなもので、例えば

     Dさんのポイント=(1÷2.574)×100=38.8500

と計算できます。 このポイントの高い順に選手を並べたのがランキングです。

もちろん同じ選手であってもその日の体調やレースの出来不出来によって 成績は変わってきますので、上の例のように少数の大会の記録を使って 少数の選手との比較によってポイントを計算しても 正確な実力の評価にはなりません。 実際のランキング計算ではコンピュータを使って上の例と同じような計算を大量に行い、 各選手のポイントを求めています。


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