岩県大会参加レポート

大会概要

安比高原駅のホームに降りると国体の旗が出迎えてくれます。	駅のすぐ目の前にもオリエンテーリングに使えそうな林が広がっていました。
駅から会場に向かう道。 安比高原駅は有名な観光地の拠点駅とは思えないくらい何も無い場所です。 車通りもほとんど無く、のどかな田舎道が続きます。	ローソンが見えてきました。 ここから道は2車線になり、車通りもそこそこ多くなります。 左手奥に見えているのは安比高原スキー場のある前森山。
道中から見る前森山。ここが本番のテレインになる可能性もあります。 背の高い黄色い建物は安比プラザの一部。 「安比ブナ林」は右手はるか奥の方です。	安比プラザに着きました。 後ろに写っているのはスキー場のある前森山です。
安比プラザは横に長い建物。オリエンテーリングの会場は一番奥です。	公式掲示板に貼ってあった「安比ブナ林」の旧図。 今回の大会の地図ではデフの裏に隠れてしまっている 東の部分が入っているので載せておきます。

M21Aの地図とコース

• 東エリア： 点状特徴物への直進が主な課題です。 すぐ近くまで行ってもフラッグが見えないケースもあり、 正確な直進と、可能な限りコントロールの近くにアタックポイントを設けることが 重要と思いました。 特にアタック方向から見てコブの反対側に隠れてしまうコントロールでは 要注意です。
• 中央エリア： 藪は遠くから視認できるものもありますが、 ところどころ不明瞭な場所もあり、 当てにし過ぎない方が良さそうです。 今回のレースでは、コンパス・地形・切り通しなど別の情報から 現在地が分かっているときには藪はたいてい分かりましたが、 藪自体をナビゲーションの目印にしようと思って進むと 思いのほか不明瞭で不安になるケースが多かったです。
• 西エリア： 切り通しは道のようなものをイメージしては駄目で、 オープンエリアが細く直線状に伸びている景色をイメージしていくと分かります。 周りの林と比べて必ずしも通りやすいとは限りません。 このエリアで穴に置かれたコントロールは 本当にすぐ近くまで行かないと分かりません。

各クラスの地図

その他の情報

• 盛岡駅と安比高原駅を結ぶ電車の本数は非常に少ないです。 途中の好摩駅まで(いわて銀河鉄道)はそこそこ本数があり、 宿への移動は問題無さそうですが、 好摩駅から先(JR花輪線)は2,3時間に1本しか無い感じになります。
• 6月下旬という時期にも関わらず、 半袖だと麓の安比高原駅(標高500m)でもやや肌寒く、 標高が上がるにつれて風が強くなる印象でした。 特にバス乗降場となった「ブナの駅」のオープンエリア (テレイン南東部、全日本リレー会場の有力候補地と見ている場所) ではかなりの強風が吹いていました。 このテレインをよく知っていそうな東北大生・岩大生は9割型、 ジャージやパーカーなど暖かい格好で会場に来ていました。 さすがに夏の時期だけあってレース自体は半袖で走った選手が多かったです。
• JOAの山西会長が来ていました。 レースを走られたわけではなく、会場で色々な人と話をされたり、 「ブナの駅」まで移動して選手を送り出したりしていました。 私も少しだけ会話しましたが 「仙台あたりまで暖かかったが岩手県に入ったあたりから冷えてきた。 11月は寒そうだ。対策考えないといけないな。」 と独り言のように漏らしていました。 やはり全日本リレーを強く意識されている印象を受けました。
• 表彰式の最後まで会場にいましたが、 全日本リレーのテレインなどに関する発表はありませんでした。
• docomoとwimaxの電波状況をチェックしました。 docomoは少なくとも大会会場まではどこでも入りました。 レースには携帯電話を持っていかなかったので「ブナの駅」で入るかは未チェックです。 wimaxは盛岡から安比高原に向かう線路沿いの主な駅の近辺は概ね入りますが、 駅から離れると入らなくなります。 大会会場や途中のローソン、 宿泊予定地の国立岩手山青少年交流の家に近い高速道路沿いも入りませんでした。
• 『安比ブナ林』のテレインのあるエリアは 「安比高原ブナ二次林」と呼ばれる観光地だそうです。 この単語でgoogleの画像検索を行うとテレイン内の写真が多数出てきます。